かぽーん。 浴場や温泉にありがちな音が響く、そう、 ここはまさに露天風呂なのだ… ちなみに覗けるような死角は無い。 その中で三人の女の子が乳繰りあっている… 「えー、マカさんだって……言うほど無いわけじゃないですかー」 ふにふに。 温まって、やや熱を帯びた遼子の手がマカの胸に触れ、柔く揉みしだく。 「ひゃ・・・・いや、いつもはシールドが・・・!」 「ほら…言い訳なんて、だめだよ――」 遼子の手つきに若干狼狽えたマカが、その手から逃れようと身体をくねらすが 顔を向けた先には新子が手をわきわきさせながら待ち構えていた。 「もー遼子ちゃん、こっち気付かせちゃだめだってーっ」 ふっふっふー、等と笑いながら新子が近づく。 三人共、身体に巻いたタオルは殆どはだけてしまっていた―。 そのタオルを最初に剥がされたのは新子だった。 「…っ、新子もされてみればいいじゃないか…っ!」 はだけかけていた新子のタオルの端を、マカが勢いで引っ張り剥がす。 新子がわわっ、と一瞬声を上げるが、すぐに元のニヤっとした顔に戻る。 「まぁ、女同士だもんね…遠慮は い ら な い よ ね?」 きゅぴーん、と聞こえてきそうなその顔にマカははっとするが、時既に遅し。 「あはは…あたしは、巻いておくけどね」 「遼子ちゃんはその胸よこせー!」