「…ふっ……ぅ、ん…」 びく、と身体に電流が走ったような感覚。 その後に続く、焦らしにも似た――舌の這う動き。 「……気持ち、いい?」 ――何でこんな事してるんでしょう、と惚けた頭で考える。 そう、確か今日は恵理が居ないから、この家には私一人。 で、部屋で眠っていたら、ユーザさんが「近くまで来たから」っていうから 私の部屋に通したんです。えぇ、そうでした。 …思えば、このときに私物をしまっておかなかったのが間違いでした。 姉さんの形見を見られてしまったから、ユーザさんに姉さんの話をする羽目になったんですから。 そうですよ。だから、「双子ってことは、お姉さんも胸ぺたんこだったの?」なんて聞かれる流れになって。 それで―― 「レイキ、苦しくないか?」 ユーザさんの言葉に私はふるふると首を振り、苦しくないと伝える。 …そう、何故か、「じゃあ調べてみようか」ってことで私は、 たくし上げられた自分の服の裾を銜えさせられて、このぺたんこな胸をユーザさんに好きにされて… 「――っ!」 身体が跳ねる。 「…感度、いいんじゃないかな」 そう言って、くすくす笑いながらユーザさんは胸の先端に再び唇を――ちゅ、と口づけ。 「ふ、ぁ………ぅ。ぞくって……やぁ」 ただ口づけられただけなのに、じわり、じわりと。何かがおかしくなっていく。 頭が、ぼんやりと、霞がかったようになっていく…… 「あ、…あ、ぅ、ぁ……ユーザぁ…さぁん…」 段々…胸が、身体が、熱を持ったように熱り始めるのを、私は感じ始めていた…